遠赤外線(電磁波)についての豆知識

【理想の断熱・遮熱とは何か】

遠赤外線は 電磁波の一種です。

電磁波というと体に悪いイメージがありますが、悪いものと良いものがあります。

ガンマ線・X線などは体に悪影響を及ぼします。

一方、可視光線や赤外線は体に安心かつ嬉しい効果をもたらす電磁波と言われています。

特に遠赤外線は体を温める効果があるため、健康グッズに応用したり、医療現場でも活躍しています。

遠赤外線のなかでも、もっとも身体に良いと言われているのが、「育成光線」です。

育成光線は、遠赤外線のうち8~14μmの限られた波長帯を指します。

育成光線は、水の分子の振動波長に近似していると言われており、水と共振共鳴作用を起こしやすく、動植物の深部まで伝わることで、成長を促す効果あるとされています。

遠赤外線の温熱効果は、一般的に私たちの美容や健康に変化をもたらすと言われています。

代表的なものでは、血行促進 新陳代謝強化 自律神経の調整 老廃物搬出促進 免疫向上 加湿効果 慢性気管支炎 他にも多くの効果があると言われています。

遠赤外線を利用した暖房機器は、パネルヒーター 床暖房 電気ストーブ 輻射式FFストーブなどがあります。

利点としては、身体全体を温める・風による不快感がない・快適な温度・稼働音が無いなどがあります。

この辺がエアコン暖房や石油ファンヒーターなどの熱風加熱との大きな違いです。

あと、遠赤外線暖房機のデメリットについても説明します。

1.機種によっては、温度上昇による触れると火傷などの心配があります。

2.遠赤外線は、電磁波のため直進性となっています。

暖房機から出た遠赤外線は、途中の空気を温めるわけではなく、直進して物に当たって、その分子を動かし輻射熱となって身体を温めてくれます。

そのため、細かく仕切られた部屋などでは、遠赤外線が届きづらく温まりにくくなってしまいます。

また、グラウウールなどの断熱材は、外部に遠赤外線を放出してしまい効率が悪くなってしまいます。

2番のデメリットについて、当社では下記の方法で効率を良くしています。

遠赤外線を外に出さずに、効率よく反射させ、内部に戻すことを行っています。

遠赤外線を反射させる(通さない)物質として代表的なものはアルミニウムとなります。

当社で使用しているアルミ箔(サーモバリア)は、97%の反射率を持ちこの製品を

天井・かべ・床に用いることにより、遠赤外線を反射させ細かく仕切られた部屋まで飛ばすようにしています。

また、アルミ箔と石膏ボードや床材の間に空気層を設けることで、魔法瓶のような保温効果ももたらしています。

  

事例としては、2階建て36坪の住宅で、輻射熱式FFストーブ1台を1階に設置することで、家全体の温かさを十分まかなっています。

また、天井・かべ・床からの輻射熱により均一な温度となり、エアコン暖房のような天井の方だけ暖かいという、不快感のある温かさとはなりません。

参考ですが、アルミ箔で室内を覆うことにより、化学物質の抑制効果にもなっています。

 

あと、このアルミ箔を外部の屋根裏・外壁に張ることで、赤外線の反射による夏の暑さ対策としても十分効果が得られます。

また、外部には色々な種類の電磁波が飛び回っています。そのようなものを建物内に取り込まないこともできます。

遠赤外線についての豆知識は以上となりますが、当社では冬は暖かく・夏は涼しく そしてランニングコストのかからない健康的な住宅を目指しております。

自宅をモデルルームとして、開放しておりますので是非この機会に体感してみてはいかがでしょうか。お待ちしております。